こんにちは。もときりなです。
GWも明け、緊急事態宣言が解かれる地域もある中、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言が出て早1ヵ月を過ぎました。
もうそろそろ皆様も「外出したい」「飲みに行きたい」欲求が渦巻いているのではないでしょうか。
そんな皆様に、本日は美味しい情報をお届けします。
いわゆる飯テロってやつですよ。
も:「本日はええねんリピート率No.1という看板メニュー、こちら!
『ええねん特製!でっかい出汁巻き卵』について色々聞いてみたいと思います」
森:「よろしくお願いします」
『ええねん特製!でっかい出汁巻き卵』 680円
も:「こちら、写真で伝わるか…メニュー名の通り、大きいですね!これはええねんオープン当初からこのサイズなんですか?」
森:「そうです!変わってませんね」
も:「大きくしているところの意図はなにかあるんですか?」
森:「出汁巻き卵ってお客様からのご注文を受け付けてから作り始めるものなので、一部の商品よりは提供までに時間がかかってしまうんですね。
なので小さなサイズで、値段を下げてしまうと…お客様は値段的に注文しやすいけれど、作る側の手が追いつかない。ということになってしまうんですよ。
あともう一つ理由としては、出汁巻き卵に必要な出汁のジューシー感やつゆだく感を十分に出すためには、今くらいの大きさが丁度いいんですよ」
も:「なるほど…だから私が一人で来店して注文したときも、同じサイズなんですね…」
森:「ごめんなさい、それはうっかりです(笑)出汁巻きもサラダも、おひとり様用にハーフサイズもご用意できますので!」
も:「初めて聞きましたよ!?(笑)ハーフサイズはお値段も変わるんですか?」
森:「はい、半額とはなりませんが…量に見合った値段を設定させていただきます」
※実際のメニューには「ハーフサイズ」の表記がございません。必ず店員スタッフにお声がけください(森本店長はうっかりするため)。
も:「さて、それでは次に。食材などのこだわりはありますか?」
森:「うぅん、食材ですか。実は特別いい卵を使っているというわけではなくて。もちろんより良い卵を使えばより美味しくなるんだろうとは思うんですけど。
そこをあえて通常の卵を使って、高いコストパフォーマンスを保ちつつどれだけの美味しさをつくれるか、というのはこだわりかもしれませんね」
森:「『高いものを仕入れて、高い値段で売る』って、当たり前じゃないですか。
もちろんお客様は高い分美味しいものが食べられて、その場では満足できるかもしれないんですけど。お財布には優しくないじゃないですか」
も:「そうですね」
森:「以前も言いましたが、うちのお店は『普段使いしていただける、日常の一部』として思っていただきたいと考えているので。
そうなると、リーズナブルさを求めていくべきなんじゃないかと」
も:「あくまでもコスパ重視、ということですね」
森:「そうです。ただ、『安かろう悪かろう』になってしまってはいけないので、それは気をつけています。
だから食材も普通の、と言いましたが決して適当に選んでいるわけではなくて。
仕入先との交渉などの営業努力を重ねて、出来る限り良い素材を安く仕入れられるようにしています。
それがお客様へのリーズナブルな価格での提供に繋がるので。まあきっと、他の飲食店様でもされていることかとは思いますが」
も:「それでも、『日常使いしてほしい』という森本店長の思いがあってこその特徴だと思います。
コストパフォーマンスと、クオリティーの両方を重視した…そう言うと、お客様とお店がWin-Winの関係を保ってるんですね」
森:「そうなんですよ。きっと、お客様だけに喜んでいただいても、お店はもたないんです。
お店だけが喜んでしまっても、こちらもお店はもたない。だからそのバランスはとても大事だと思いますね」
森:「『日常使い』という言葉もありましたけど、これが『ハレの日使い』のお店、つまり記念日とかで利用するようなお店なら違うと思うんですよ。
特別な日だから、多少値段が高くても美味しいものを食べられたということで満足が出来る。
それは決して日常にはなりきれませんから、ええねんはリーズナブルな価格を求めないわけにはいかないんです」
も:「普段私がなにも考えずに食べている出汁巻き卵にそんな思惑が…」
森:「そうですよ(笑)もときさんが思ってるよりも、真面目に考えてますよ(笑)」
現在14:00頃~「カフェdeええねん」営業中!いつものメニューに軽食やコーヒーが登場!
もちろん「ええねん特製!でっかい出汁巻き卵」もありますよ♪
※喫煙、お料理のテイクアウトが可能です。
も:「こちらの出汁巻き卵、ズバリおすすめの食べ方は?」
森:「一番は皆さまの好みに合わせた食べ方をしていただけたらと思います!
ただ、卵には十分に出汁で十分に味がついていますので…大体6切れでご提供しているんですが、
まず最初はなにもつけずにプレーンで食べていただきたいですね。
その後に、大根おろしをのせて醤油をかけるなり…お好みの味に調整していただければ」
も:「へえ、まずはプレーンで」
森:「そう。これ僕のラーメンの食べ方と一緒なんですけどね(笑)」
も:「知りませんよそれは(笑)」
~このあと森本店長のラーメン談義が続きましたが、割愛~
も:「あとは私の個人的な好みなんですが。私もよくこの出汁巻き卵をつくっていただくので…あったかいうちに、食べていただきたいなあと思います」
森:「そうですね!冷めてももちろん食べれますよ(笑)でも確かに、あったかいうちに食べていただきたいですね」
も:「あとはこの出汁巻き卵って隠し味なんかはあるんでしょうか?食材の話とも繋がるかと思いますが…」
森:「とくに隠し味はないですかね?出汁の配合は独自のものですけど…。
ただ、出汁巻き卵の作り方っていくつかパターンがあって。
そのうちの一つに、京風の葛粉っていう片栗粉みたいな粉をいれる作り方があるんですよ。
そうすればもっと完成形が綺麗にできるんですね。でもこの作り方だと、その葛粉の粉っぽさが味に出てしまったり、出汁巻き卵に固さが出てしまうんですよ」
も:「では今はあえて葛粉は使用されていない?」
森:「はい、見た目と味で悩んで…味をとったって感じですね。見た目も大事なんですけどね」
も:「なるほど。葛粉を使用されてない…まあ特別な材料をつかわれていないということは、ご家庭でもこの出汁巻き卵は再現できるんでしょうか?
出汁のなんかはええねんオリジナルということで、難しいかと思いますが」
森:「できると思いますよ。出汁もめんつゆとか使えば簡単に出来ると思いますし」
も:「めんつゆでもいいんですね。その他なにかコツはありますか?」
森:「まずは卵をしっかりとく、ただし、泡立てない」
も:「難しいこと言いますね(笑)」
森:「コツというか技術ですね(笑)それに加えてうちは、といた卵を網でこしてます。
あとは卵を焼くときですね、ひたすらずっと強火でスピード勝負で仕上げます」
も:「ずっと強火でいいんですか?」
森:「はい。細かい火加減はフライパンと火との距離で調節します。どんな料理にでも言えることですけどね」
も:「なんだか、店長って…真面目だったんですね(笑)」
森:「びっくりしたでしょ?(笑)」
も:「はい、またこれからも取材続けさせていただくので、どうぞよろしくお願いします!
今日はありがとうございました」
森:「こちらこそ、ありがとうございました」
※こちらは2020年4月21日に実施した取材内容です。
※内容、記載方法は森本店長の許可を得て編集しています。
今回は、もときりなのお世話になったお店の応援企画!として森本店長にご協力いただき実施する運びとなりました。これからは毎週金曜日に、こうしてお店の様子などを更新いたします。
また、実際の取材の様子を、不定期に生配信しています。もときりなのツイキャスよりご視聴いただけますので、配信スケジュールはもときりなのTwitterアカウントをご確認ください。
さらに、配信した取材の様子も、編集を加えてYouTubeに後日アップロードいたします。よければそちらもご確認くださいませ。
もときりな