Posted by & filed under blog.

こんにちは。もときりなです。

皆さん飲食店で働いた経験ってありますか?

私は5年ほど飲食店で働いているんですが…

お客様がメニューを読み間違えたときの対応に未だに困っています。

 

注文を受けて復唱しなければならないとき、お客様のテーブルへ提供するとき…

さらっと正しい言い方に直すべきか?

そもそも間違えた時点で訂正すべきなのか?

 

森本店長は聞こえるか聞こえないかくらいの声で訂正するらしいです。

意外とそういうときは小心者なんですね。

 

本日は、特にご注文の際に読み間違いが多い日本酒をご紹介します!

 

 


 

【呉春/ごしゅん】

大阪府池田市/呉春株式会社

 

「食の台所」大阪のスタンダードな酒

 

〇原材料(米):五百万石

〇精米歩合  :68%

(※精米歩合ってなに?というかたは「こちら」)

〇アルコール度:15~16%(平均)

 

〇クラス   :普通酒

普通酒・・・純米、吟醸、大吟醸…などの「特定名称」がついていない日本酒のこと。

醸造アルコールや甘味料などの添加物が含まれており、まろやかな味わいのものが多い。

※「特定名称」や「醸造アルコール」については8/14の記事でまとめます!お楽しみに

 

 

皆さんこのお酒、ちゃんと「ごしゅん」と読んでいましたか?

「え?それ以外どうやって読むの?」というかたもいらっしゃるかもしれません。

森本店長によると、「くれはる」と読み間違えるお客様が多いそう。。

友だちや後輩、恋人の前でちょっと格好つけて飲んでやろうと思っているそこのあなた!

日本酒の名前の読み方はしっかり調べてから注文しましょう。

さもないと、森本店長がとんでもなくニヤニヤしながら小声で訂正してきますよ。

 


 

 

☆名前の由来1

 

「呉」は呉春がつくられている大阪府池田市のことをさしています。

「春」は昔の中国でお酒、をさす言葉でした。

 

ではどうして「呉」が大阪府池田市のことをいうのか?

もちろんちゃんと理由があります。

 

昔、中国が「呉」と名乗っていた時代に、

「呉」から日本へ2人の姉妹が織物技術を伝えるためにやってきて、日本の天皇に衣を献上しました。

その後代の天皇が2人の功績を讃えて、現在の大阪府池田市に神社を建立したのです。

その神社こそが、呉織社(現:呉服社)でした。

 

呉織社、という名前は祀っている姉妹のうちお姉ちゃんの名前からとったそう。

妹の神社はまた別のところにあるんだとか。

 

この神社の名前があって、「呉」という漢字が大阪府池田市を表すようになったんですね。


 

 

☆名前の由来2

 

もう一つの由来は江戸時代の絵師さんが主人公です。

絵師・松村月溪が愛妻を失くして傷心から、池田の町に移住してきたんだそう。

その次に訪れた春に、呉服の里(池田の町)で春を迎えたことに感銘を受けて

名前を「松村呉春」に改名したんだとか。

 

そんな絵師の名前が残るお酒としても「呉春」は有名なんです。

 


さぁ、皆さんいかがだったでしょうか?

日本酒って色んな豆知識や名前の由来があって面白いですよね。

 

ぜひ少しずつ覚えて、お酒の席で言ってみてください。

あと日本酒の名前の読み方は調べてから注文すること。

いいかい、これはみんなともときりなとの約束だぞ。

 

ご一読いただきありがとうございました。